ラジコン模型エンジン ギャラリー


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星型5気筒模型エンジン 【MORTON M5 模型エンジン】

1947年製の星型5気筒4サイクル模型エンジンです。
加工精度はあまりよくありませんが、グロー燃料で廻りました。
当時の技術としてはとんでもなく高いものだったと思いますが
飛行機を飛ばす実用エンジンではないようです。



マイクロ模型エンジン 【15クラス4サイクル模型エンジン】

排気量3.24tの4サイクル模型エンジンです。
150台ほど少量生産しました。
クランクケースで吸気を圧縮するスーパーチャージ方式です。
小さな飛行機を4サイクルサウンドで飛ばすために製作した実用エンジンです。



マイクロ模型エンジン 【10クラス4サイクル模型エンジン】

排気量1.62tの4サイクル模型エンジンです。
300台の少量ロット生産しました。
クランクケースで吸気を圧縮するスーパーチャージ方式です。
3000〜13500rpmで耐久性の十分ある実用エンジンです。
エンジンはどこまでマイクロにできるか??の挑戦です。



マイクロ模型エンジン 【coxツイン模型エンジン】

cox01シリンダー×2気筒の2サイクル水平対向模型エンジンです。
リードバルブ式とロータリーバルブの2機種製作しました。
写真はリードバルブ式<, 小さくてもスロットル付です。




マイクロ模型エンジン 【0.096ccマイクロ模型エンジン】

排気量0.096tの2サイクル模型エンジンです。
量産エンジンとしては世界最小のcox01エンジンより小さな006クラスになります。
キャブ付でフル4CHラジコン機での飛行も成功しました。
グロープラグはcox01用を切削して利用しています。
エンジンはどこまでマイクロにできるか??の挑戦です。



coc01模型エンジン 【キャブ&マフラー付のcox01模型エンジン】

TeeDee cox.010エンジンにキャブとマフラーを加工したものです。
coxエンジンは、上死点でピストン下部から2次空気を吸入する構造になっています。
マフラーで排気ガスを再吸入することになりますのでパワーは落ちます。
キャブは吸入エアーを絞る構造で、スローは燃料リッチになります。




cox02の4サイクル改造エンジン 【cox02-4サイクル改造エンジン】

写真はアメリカのS氏提供の極小の4サイクルエンジンです。
エンジンより点火コイルの方が大きいです。
もちろん実用性を考慮したエンジンではなく・・
どこまで小さな4サイクルエンジンが出来るかの意気込みを感じます。
小さなものに特化するのは日本人だけでなく、世界の技術者の共通の心理でしょうか?
廻れば世界最小の4サイクルエンジンと思います。
(出典:ebayより)



アンダーソン スーパーサイクロン模型エンジン 【USA製スーパーサイクロン】

これもシアトル在住の日本人のS氏の所有のものです。
スピットファイヤーの前身のアンダーソンエンジンです。
エンジンコレクターではありませんが、アンダーソンブルーブックを見ると・・
1939年製のGタイプでしょうか?
5万台を超えるアメリカでの模型エンジンの製造は、くしくも日本の真珠湾攻撃で
全面製造中止に追い込まれたそうです。
現物にはまだお目にかかったことがありません。



アンダーソンスピッツファイヤ模型エンジン 【USA製アンダーソンスピッツファイア6100】

もう半世紀以上も前の1948年製のメルアンダーソン6100です。
元ボーイング社で727や737の機体設計部門に勤務されてたシアトル在住のSさんが
写真を送ってくれました。・・・m(_ _)m
私が生まれる前に作られたエンジンですが、風格があります。
排気量は0.645ciですから約10ccほどでしょうか
当時はグローではなくイグニッションが主流ですから、点火用のポイントとスパークプラグが・・
プラグはチャンピオン製。



ドイツ製SOHC模型エンジン 【ドイツ製のSOHCエンジン】

これはシングルオーバーヘッドカムですが、
プーリーから丸ベルトで燃料ポンプを駆動しています。
ポンプはフリーのローラーを回転させて送り出す機構です。
これもハンドメイド?
広島のモデラーの方からお預かりしてオーバーホールしました。




ドイツ製DOHCエンジン 【ドイツ製のDOHCエンジン】

ベルト駆動のダブルオーバーヘッドカムエンジンです。
排気量は不明で、ほとんど切削の手作りです。
これもオーバーホールでお預かりしたものでテスト運転は行っていません。
ベルトプーリーはロックタイトで圧入のみでロックネジもありません。
これで耐えられるのか?心配になります・・・。
エンジンのデザインより実働を重視した設計・・・?



星型9気筒エンジン/SEIDEL ST-996 【星型9気筒グローエンジン/SEIDEL ST-996】

ドイツサイデル製星型9気筒エンジンです。
排気量は約95t、5.4馬力。
プロップはバカでかいD28×P12を廻します。
芸術的なエンジンで、精度も高くさすがにドイツ製と思いきや・・
内部のパーツのバリ取りはあまく、そのままは廻さない方がいいでしょう。
ドライブシャフトの回転を1/8にギアダウンしてカムを駆動してます。
MADE IN GERMANYですが, なぜかキャブはOS製・・。



シーラス直列4気筒エンジン 【シーラス直列4気筒OHVエンジン10cc】

これもCIRRUSエンジンです。
排気量は10tとかなり小ぶりな直列4気筒エンジンです。
オーバーホールしました。
このタイプは20〜30台ほど製造されたと聞きます?
アルバトロスに搭載すれば、オープンロッカーの動きがリアルに再現できるでしょう。
クランクケースは多分砂型・・・他は切削加工されています。
詳しくは、「直列4気筒エンジン」のコーナーから・・・。



星型7気筒エンジン 【星型7気筒エンジン】

排気量26.5ccの星型7気筒ガソリンエンジンです。
点火プラグはヘッド前後のツインプラグ方式。
コイルユニットも2個あり12vバッテリ駆動します。
コントロールパネルでスロットル、進角の調整が可能になっています。
通常の星型は下部シリンダーが失火し易いのですが
このエンジンはどうも上部の混合気が希薄になるみたいです。
テストランを行いましたが、5秒程でエンスト・・・キャブの問題のようです。
製作者はアメリカ人で、オール手作りのエンジンです。



星型18気筒エンジン 【星型18気筒複列エンジン】

詳細なスペックは分かりません。
イギリスのモデルエンジニアリングショーに出品されていたものです。
写真は、工作機械のベルメックスさんより頂きました。
模型の複列エンジンもあるのですね。それも18気筒・・・。
零戦のエンジンは複列14気筒ですが、2列目は交互にずれて
セットされています。これは位相はありません。
カムシャフトは前後連結されています。圧巻です。



星型9気筒エンジン 【星型9気筒エンジン】

これも、モデルエンジニアリングショーに出品されていたものです。
気の遠くなるような、ものづくりです。
製作途中のものでしょうか?
それとも構造が分かるように、分解しての展示しているのでしょうか?
左側の5気筒エンジンは、ドイツ製サイデル??
さすがに星型9気筒になると、実機エンジンのようです。
今年のモデルエンジニアリングショー(イギリス)は年末に開催されるようです。



シーラス直列4気筒エンジン 【シーラス直列4気筒OHVエンジン】

詳細なスペックは分かりません・・・。
広島のベテランR/Cマニアの方の所持品で、写真を送ってきてくれました。
写真で見ても、素晴らしいエンジンです。音を聞いて見たくなります。
今度、小川精機からリリースされる?直4エンジンOS IL-300は、
もしかしたら、このエンジンをサンプルにしたのでしょうか・・?
1キャブ、吸気、排気のレイアウト、カムの駆動、リア減速ギアハウジングに至るまで・・
非常によく似かよっている・・・?。



DOHC直列4気筒エンジン 【ドイツ製?DOHC直列4気筒エンジン】

これも、広島の方の所持品です。
Double Over Head Cam、通称DOHCエンジン・・・。
ドイツで購入して持ち帰ったものと、お聞きしました。
日本に、他にあるのでしょうか??
もしかしたら、日本に1台しかないかも知れません?
エンジン後方に、カム駆動用のタイミングベルトが・・・
カムカバーには、「SCHILLINGS」の文字があります。
角ばったクランクケース、平面切削されたフロント・・手作りでしょうか?



カルト製試作エンジン 【幻?のカルト15エンジン】

カルトの4サイクル第二段として試作されたエンジンと聞きます。
15クラスの4サイクルエンジンはリリースされることなく・・・、
このエンジンを2サイクルに変更して、搭載したそうです。
点火プラグは後方側面に・・・。FOXイグニッションエンジンみたいです。
冷却フィンは薄く丸い形状など、どことなくOLDの雰囲気が・・・
これも、広島R/Cファンの方が送ってくれました。
15クラスの4stエンジンはどうしてないのでしょうか?
最も小さかった、OSのFS-20エンジンは、26にボアアップされ、さらに30クラスに・・・。



DAMO 水平対向OHVエンジン
【DAMO 水平対向OHV2気筒エンジン】

スェーデン製のツインエンジンです。
ヘッド、ロッカーアーム、シリンダーなどほとんど切削加工による手作り?
クランクシャフトは一体ではありません。連結固定しています。
オーバホールしましたが、ベアリングだけでも7つ8つ・・・。
吸気はカム室を経由してヘッドに・・・。
それにしても、このクラスとしては超軽量です。



G-MARK ツインエンジン
【G-MARK リードバルブ2気筒エンジン】

河口湖精密製の.12ツインエンジン。
ブラックタイプは、限定として発売されたものです。
クランクシャフトは片持ちのため、液圧縮等の負荷は禁物です。
リードバルブ式のため、時々逆転します。
パワーはありませんが、雰囲気のあるエンジンです。
決して高性能とは言えません。



JOIN 05
【JOIN G05 R/Cエンジン】

排気量0.5cc。立方インチでいうと、.03エンジンでしょうか。
雑な作りのところと、非常に精度のあるところとが混在・・・。
マフラーはアルミの絞り加工で、超薄型・軽量です。
このクラスのR/CスロットルはG-MARK03くらいで、
小型キャブ製作の参考にしました。
coxの影響を受けたエンジン・・・?



O&R.049エンジン
【O&R .049 2st.エンジン】

R/Cスロットルは付いていません。
シリンダーとヘッドが一体です。
これでよくヘッドのフィンが斜めにずれない?
小さなエンジンですが、コンプレッションはかなりあります。
スロットルを加工して付けようと思いましたが・・このままの方が・・。
後方、リードバルブ吸気方式と思います。
シリンダー正面にO&Rのエンブレムが・・・。



FS-60 4st.エンジン
【OS製FS-60 OHVエンジン】

模型用4サイクルのかわきりとなったエンジン
初期のものは、スロットル、ヘッド、ロッカーアームなど
切削加工のものでした。
ロッカーアームむき出しで、雰囲気のあるエンジンです。
ガソリンエンジンにも改造しました
実機と同じ8000rpmでは、音もスケール感があります。



FA-30 4st.エンジン
【SAITO製FA-30 OHVエンジン】

斉藤製作所製の初期の頃の4サイクルエンジン・・
これも、むき出しのロッカーアームが個性的です。
ヘッド一体型のシリンダーではありません。
カム駆動は、クランクシャフトから平ギアで1/2にダウンしてます。
分解したことはありませんが、球面ヘッドでしょうか?
これも、ガソリンエンジンで廻しました。
安定した低速アイドル音は雰囲気があります。



ENYA35 4st.エンジン
【ENYA35 4st.エンジン】

カムは吸気、排気の2つに分かれており、このタイミングを、
変えると逆転エンジンになります。
タペットは、摺り合わせが出来るよう本格的に(−)ドライバーの
溝が切ってあります。
ロッカースプリングの固定も2つに割った本物と同じ構造・・。
軽量なアルミにクロームメッキのシリンダー、模型用としても、
この拘りが素晴らしい。



模型エンジンを眺めながら、チビチビと一杯やる・・。
どんな酒も、一段と美味くなります。
美しい形は、機能美からでしょうか?
燃料を注げば、小さな模型エンジンも轟音と共に廻る・・。
まるで、生きているかのように・・・。

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