お互い同回転しているローターをさらに外部から回転させると
早く廻る方と遅く廻るローターが出来ます。
なるほど・・・、素晴らしいアイデアです。
エンジンは2サイクルの水平対向2気筒エンジンを4基搭載して、
それぞれ遠心クラッチで回転力を伝達するようになっています。
エンジンは1基停止しても、クラッチは切れますから、
抵抗になることはありません。
1基エンストしても着陸は可能だそうです。
(左下)機体?とローターの連結部です。
ボールジョイントではありません。前後、左右のスライドリンク
機構で連結されていて、自由自在に動かせます。
(ドーナツリングは、エンジンのエキゾーストマフラーです)
(右下)操縦桿です。バイクのハンドルのようなバーと、
黒い4つのエンジンスタートボタンとインジケータ、・・
右側にスロットルレバー、液晶パネルはエンジンン回転計
左下の小さなレバーがヨー軸コントロールのモータースイッチです。
それにしてもシンプルです。
実際に上空飛行するのであれば、エンジン関連の計器や高度計は?・・
有視界の範囲だから、余分なものは要らないかも・・・。
[GEN H4スペック]
エンジン | 2st・2気筒125cc×4基 |
ローター径 | 4.0m |
機体重量 | 75kg |
最大離陸重量 | 160kg |
燃料タンクは、普通のポリタンクです。
燃料は混合油で、燃料ポンプにて上部のキャブに
一定圧で送り循環しています。
面白い車輪です。前後・左右に動く工夫がされています。
スキーのリフトみたいな操縦席です。
浮上のための機構はほとんど頭の上で、ぶら下がって乗る感じです。
機体の重心は高いのでランディング時には、つんのめらないよう
両足で接地する必要があるようです。
(おまけ:デモ会場へ行く途中、ドライブインから撮った諏訪湖と、朝霧の松本城)
松本市の気圧から、体重制限60kg以下の条件と、
死んでも文句言いませんの「誓約書」に
サインして、リモコンによるフライト体験を行いました。
わずか1分あまりの時間できたが
全く不安は感じませんでした。実に安定していました。
実機のヘリに試乗した時は、ジェットコースターに
乗ってるような、感覚でしたが・・・、今回は、
ホバリングだけの体験でしたから、そう感じたのかも・・・?
近未来には、自転車に乗るような感覚で、
このヘリが新しいスポーツになっているかも知れません?
機体は組み立て式で、販売価格は1機400万円・・・也。