ひとりごと

わんぱく工作室の「ものづくり」や「感じたこと」を、「適当に・・」、「いい加減に・・」、ある時は「まじめ腐って・・」
気にしないコーナー・・・「ひとりごと」ですから・・・

   


dec,24,2015

【東京オリンピック・パラリンピック エンブレム応募】

2020年開催の東京オリンピック・パラリンピック。
私にとっては2度目の東京オリンピックになります。
このシンボルである「エンブレム」で盗作疑惑が浮上し、結局白紙撤回となりました。
デザインがどこかのマークに似ているとか・・パクリではないかとか・・・
連日、報道されその1点に世の中の視点はそそがれたが、はたしてこのデザインそのものは
これでいいのか?素晴らしいものなのかどうか?
私の中では、どこか引っかかるものがあり、もやもやとしていました。
それで何事も挑戦あるのみと、無謀承知でデザインを応募しました。
結果はやっぱり、芸術的センスはないことを悟りました。
デザインは工業デザインのように使う人の利便性に沿ったものの他、文化や科学、歴史など
訴えるコンセプトやらが重要らしく直感ではだめのようです。
私のデザインしたものは日の目を見ることはありませんでしたが、何年か後にもう一度自分で
評価してみたいと思います。

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apr,23,2013

【平和のポスター】

実機 戦闘機

数十年前に知人から頂いた大きなポスターです。
むかし単身赴任の長い間、壁に張って眺めていました。
縦幅70〜80cmほどある大型ポスターですが、平和を感じます。
かつては、お互いに命をかけて飛んでいた飛行機です。
今は、仲良く肩を組んで編隊飛行しています。
この写真を見ると、ほんとうに平和を感じます。
奥から、ムスタング(米)、スピッツファイヤー(英)、零戦(日)メッサーシュミット(独)
いずれも、素晴らしい性能を持った飛行機ばかり・・・。

ライト兄弟は、戦争するために飛行機を作ったわけではなく、人は鳥のように空を飛べないのか・・・
その1点で作ったはずです。(多分・・・)

先日、所沢の航空発祥記念館で世界で唯一栄エンジンで飛べる零戦を拝見しました。(YouTube)
スクラップになる寸前の零戦を再生したのはアメリカ人です。
日本で生まれた零戦を展示してそのエンジン始動を行うのもアメリカ人で
この機体は、日本のものではなくアメリカの所有物です。
堀越二郎さん設計のこの飛行機、何とか買い戻せませんか?
三菱重工さん、富士重工さん。



dec,22,2012

【小さいことはいい事だ・・?】

006microwings初飛行

排気量0.096cc、エンジン重量13g、機体全備重量57gのフル4chのラジコン飛行機がつに飛びました。
グローエンジン機としては、これより小さい飛行機は見たことがありません。
多分、世界最小のマイクロエンジンプレーン・・・?
ブラシレスモーターとリポバッテリーを使えば何んてことはない模型飛行機ですが
エンジン機であることにこだわりがあります。
(だからどうってことは、ないけれど・・・)
最初にこのマイクロエンジンを作った時、飛行機が飛ばせないエンジンなんて、
ただのプラモデルと一緒だと・・・・。
悔しいのでいつか飛ばしてやろうと・・・・。

人はなぜ小さいものにこだわったり、興味深く感じるのでしょう?
「世界最小・最軽量」だけで商品価値が高くなり、競って開発を進めます。
もし仮に、人の身長が50cm位が平均だったら、世の中全てがマイクロになっていたはず・・・。
大きな家も、車ももっと小さくていいし狭い島国の日本も広大な土地になる。
当然、食べるものも少しですむし、大型テレビも要らない。
逆に考えると、なぜ人は今の大きさになったのだろうか?
これには多分深い訳があるはずで、単なる偶然ではないと思う。
こんなことに疑問を感じるのは私だけ??

それはさておきマイクロにこだわって、携帯電話もウィルコムの世界最小?ストラップフォンに変えました。
FRISKのケースと同じサイズで、小さいけれど、携帯電話の機能は備えています。
小さいことは、よいことだ。

世界最小ウィルコムストラップフォン 006エンジン飛行機


mar,29,2012

【私と零戦】


もう半世紀以上も前の小学生の時に、初めて作ったプラモデルの「零戦」が今も記憶に残っています。
なめらかなフィレットを持った機体に小学生ながら機能美を感じたように思います。
枕元に置いて、眺めては眠りについていました。
ある朝、うっかりとその零戦を踏みつけてしまって無残な姿に・・・・。
この時以来、飛行機好きになったように思います。
いつかは飛行機に乗ってみたい・・・。いや・・・操縦してみたい・・・。
それが模型作りに嵌っていった原点のように感じます。
いつかは、また零戦を作ってみたい。
半世紀もたった今この時のことを想い浮かべながら作っています。
材料は毎週販売されていたD社の「週刊零戦をつくる」の金属製のキットを使って自分なりにアレンジして・・・。
製作に当たっては、むかし買った零戦のメカニカルな構造がわかる本と、実機の設計を行った主任設計者堀越二郎氏の著書
「零戦・その誕生と栄光の記録」を引っ張り出して読み返しました。

日の丸の入った零戦は本来兵器であり戦争の道具として作られたものであることは、心のどこかに引っかっているものがあります。
ただ純粋に高性能な一人乗りの航空機として、また過去の日本の技術そのものとして今はこの零戦を理解したい。
零戦の中では、12mの翼長を持つこの21型が最も美しいと思う。
この零戦が完成したら、次はこれに搭載されていた複列星型14気筒の栄12型エンジンの実働模型を製作してみたい。
これは、半世紀前に零戦を作ってみたいと思った以上に困難なことかも・・・・。


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jul,10,2010

【土とものづくり】


今使っているパソコンも、身の回りにある様々な製品も、どれも元をただせば・・・「土」。
全部土から出来ている?
製品は鉄であったり、アルミであったり、ガラスであったり、・・・・
どれも、元は土から精錬して素材になり、その素材を加工して部品にし、部品を組み立てて製品にしている。
プラスチックの元は土ではなく原油から作られていると思いがちであるが、
その原油は、何億年もの昔に地球上の植物が地中に埋もれて変化したもので、
元になった植物は土の栄養素を吸収して育ったもの・・・やっぱりプラスチックも元は土。

太古の昔、地球上には製品はなかったのであるから、今ある製品はすべて地球から作ったものに違いない。
すなわち「元は土」になる。
ただ、土だけでは物は生成されず、その助っ人として「水」「空気」「太陽の光」が加わって全てができている。

ものづくりとは、「土のいいところをうまく引き出すこと・・・」
土である鉄鉱石からうまく鉄を引き出す。ボーキサイトからアルミを生み出す。
原油から高分子素材を・・・。
できるだけ手間をかけず、効率よく引き出す力がものづくりの技術であり、さらに引き出す過程で大元を破壊する
事のないよう気を配らなければならない。
元を壊せば、いつかはすべてが破綻する。

ものづくりとは、極限を言えば「地球を壊さず、土のいいところ引き出すこと!」
一度、砂鉄を集めて日本刀を作ってみたい。



may,29,2010

【趣味と遊び】


模型飛行機を作っては飛ばす。・・・いいぇ、・・壊す?
もうかれこれ40年以上にもなります。
40年も続けられる遊びなんてあるはずがない・・・・。
遊びではないし、仕事でもない。
誰かに強制されたことでもないし・・・・。自分が好きでやっていることです。
これを一般に「趣味」と言うのでしょうか?

遊びは、なにも考えず楽しい。
いやになったらいつでもやめられます。
いいえ、いつかは飽きが来て知らず知らず忘れています。
趣味は、ほとんど夢中でやっているので楽しいとか・・飽きたとか・・あまり実感がありません。
むしろ、思い通りに行かず苦痛になることがほとんどで、なんでこんなことやってるのか?・・不思議になるくらいです。
それでも、飽きもせず、またやっています。

「趣味」は仕事と同じくらい真剣にやるもの。
「遊び」は息抜きとして大事ではあるものの、そんなに真剣にはなれない。
「趣味」と「遊び」は本質的に違うもの?

少なくとも、40年もの時間をかけても無駄な時間だったとは思わない。
これが趣味であり、明らかに遊びとは違う。

「趣味」は人生を2倍楽しくさせてくれる。
40数年間の実感として、たぶん間違いないと思う。



oct.11,2009

【鉛筆はなぜ六角形なの?】


私が小学生のとき使っていた鉛筆も50年たった今も同じ六角形をしている。(中には丸いものもあるが・・・)
これにはなるほどと思われるいくつか理由がある。
誰しも鉛筆を置いたとき転がって机から落ちないように角をつけているのだと思いつくが、
転がらない事が目的であれば四角形でも五角形でもいい、六角形である理由にはならない。
ある人からその理由を聞いてなるほどと関心した。
理由はこうである。

鉛筆はふつう親指と人差し指と中指の三本の指で持つ、鉛筆を持ったときの指の形を見てみると指の間にきれいな三角形の隙間ができる。
持ちやすくしようとすれば鉛筆は三角形が理想である。
ところが三角形の鉛筆を使ってみると使いづらい。
鉛筆は字を書いていると芯が磨耗してくる、そのため時々回しながら使うが三角形の鉛筆は、何とも回しにくい。
角が大きすぎるのである。この邪魔な角をとると非常に使いやすくなる。
三角形の角を取るとおのずと六角形になる。

六角形の鉛筆は机でころがることもなくまた三本の指にフィットしてかつ、まわしながら書くことができる。
基本に乗っ取った理想的なフォームは半世紀経っても変わることがない。

問題は50年間一度も六角形であることに、疑問を感じなかったことである。
ものづくりに携わるものとして、疑問がなければいいアイデアも出てくるはずがない。
ならばなぜ、色鉛筆は丸なんだろうか?・・・
なるほど・・・、これにもきちんとした理由がある。



oct.10,2009

【水は冷たく冷やすとなぜ美味しいの?】


六甲のおいしい水に始まり海外の水までペットボトルに詰められ売られています。
ところが、このおいしいはずの水も人の体温くらいに温めたものと、普通の水道水を冷たく冷やしたものを飲み比べると、
冷たい水道水の方が断然おいしい。
同じ水で10人に聞くと10人とも冷たい方がおいしいという?
人肌くらいの暖かい水がおいしいという人は誰一人として聞いたことがないし、レストランでも喫茶店でも決まって冷たい水が出てくる。
なぜだろう?

これは、あくまで私の推測ですが、地球上に生命が誕生した時からの深い理由があると思う。
太古の昔から動物は水を飲んで生きてきた。また、水なしでは生命を維持することができない。
その水は湧き水であったり湖の水であったりしたはずである。
水は無色透明で見た目にはきれいであるがものによっては雑菌が繁殖したものもある。
暖かい水と冷たい水では雑菌の繁殖は大きく異なる。
暖かい方が断然繁殖しやすい。
暖かい水を好んで飲んだ動物がいたとすると、いつかはこの雑菌にやられてしまうに違いない。
この動物は、人間を含め子孫を残せる可能性が低い。
ダーウィンの進化論により自然淘汰が起こる。
その結果として、冷たい水を好んで飲んだものだけが生き残ってきたと考えれば、理屈は通る。

 現代の我々はそうした遺伝子を受け継ぎ、誰しも冷たい水をおいしいと感じるのだろうか?
また、暖かい食べ物は、少し熱いくらいでないと「さめている」と言って、おいしくないと感じる。
これもまた雑菌が死滅するくらいの高い温度であり、雑菌が繁殖する生温かい中間温度域で美味しいと思うものはほとんどない。
何億年と引き継がれた遺伝子がそうさせているとしか思えない。



oct.1,2009

【エンジンって・・】

エンジンとは・・


毎日毎日、エンジンのことばっかり考えてると、
エンジンって一体なに?・・・って思ってしまいます。
エンジンは、いい加減に、適当に作っても何とか廻ります。
基本的な原理原則を守っていれば・・・。
最初は廻るだけで、恥ずかしながら世界を征服したかのように浮かれて喜んだものです。

僅か0.096tのマイクロエンジンを切削加工で作ってみました。
加工精度は要求されますが難なく廻ります。
このエンジンを飛行機に搭載して飛ばそうと思った瞬間、・・・とんでもない事に気づきました。
毎分20000回転以上で廻るエンジンですが、紙飛行機でさえ飛ばすパワーも耐久性もありません。

エンジンを何のために作るのか・・・?
廻して遊ぶ為ではなく、ちゃんとした目的があったはず・・・・。
こう思った瞬間から、エンジン作りの考え方がまるで変わりました。
エンジンは、車を走らせたり、たとえ模型飛行機でも意のままに飛ばすことが役割であり
安定したパワー、耐久性、いざという時のレスポンス、燃費、など・・・多くの資質が要求されます。
たとえ小さなエンジンにもそれが使われる状況に対応できなければ、プラモデルと一緒と言われても仕方がない。
どんなに精巧で複雑に作られたエンジンでも飛行機を飛ばすパワーも耐久性も信頼性もなければ
それはただのプラモデルの延長線であり、「模型エンジン」ではなく「エンジン模型」と言わざるをえない。
小さなエンジンに実用性と耐久性を求めた瞬間から、とてつもなく難しくなります。

小さな模型エンジンも地上のベンチテストと、飛行機に搭載して上空での運転とは雲泥の差があります。
地上での安定性やパワーは、上空では通用しません。
気圧の変化、燃料供給の不安定さ、プロペラにかかる負荷の変化・・・など・・・
まるで環境が違う世界です。
その中で、エンジンとしての役割を全うできること・・・。
これが、飛行機エンジンに求められる性能であり、目指して行く方向です。



apr.1,2009

【リ・スタート】



もう十数年も前にサラリーマンを退職したら自分で開発した模型エンジンを作って<みたい・・・
そんな夢物語を描きました。
売れるかどうかは別にして、やっと現実になりました。
ビジネスはそんなあまいものではないと言うことは、百も承知しています。
世界のホンダ、最近元気のない?SONYにしても最初はそんな気持ちからスタートしたに違いない。

特に強い気持ちがあったからではなく
何より、模型飛行機が好きだから・・・・
生き物のように脈動するエンジンが好きだから・・・・・
だたそれだけのことで、昔描いた夢が形になりました。

企業の中で、一つの歯車としてやっている時は、自分がかみ合っている歯車を見ていれば済みます。
これは、企業のトップも歯車の一つに過ぎません。
なぜなら、大企業の社長に細かい図面が描けますか?ラインで真っ黒になってドライバーが持てますか?
何一つ自分で出来ないのが企業の社長であり、また何をすべきかが判断できるのが社長です。
でもどこまで行ってもやっぱり歯車のひとつで企業は社長一人では何も出来ません。

一方、「動物」と「植物」・・・どっちが優れているのか?
誰だって動物の方が優れ、中でも人間が最も優れた存在と疑わないでしょう。
でも、自分で光合成して自立しているのは植物で、動物はその植物に寄生して生きています。
動物は自ら栄養素を作り出す機能を持っていません。(ミトコンドリアは別物・・・?)
宇宙的視野で見ると明らかに植物の方が優れた機能を持った生物ということになります。
地球上で人間は、世渡り上手な寄生生物と言うことでしょうか?

サラリーマン時代にいつも「企業の看板を取り去った時に、自分の力で何が出来るのか?」を
問いかけました。結果はいつも何もできない・・・。
偉そうにふんぞりかえっている人ほど何も出来ないことに気づきました。

そんな歯車人生はそろそろ終わりにして、これからは自分を信じて思い通りにやってみよう。
ダメなら、その時考えよう〜・・・。


nov.13,2008

【マイクロエンジンの量産化を目指して・・・】



昔あった4サイクルの20エンジンは、26へボアアップされ、
さらに30クラス(排気量約5cc)に排気量をアップさせました。
模型エンジンの大手メーカーは少しでも利益率のいい
大きい排気量へと製品をシフトしました。

エンジン飛行機のファンの中には、もっと小さいものを
望むマニアが、10人いれば一人、二人はいるものです。
メーカーはビジネスとして採算性が最も重要で、
一部のエンジン模型ファンの要望など、聞く耳は持てないでしょう?
エンジンメーカーが作らないのであれば自分で作るしかありません。
出来ることならば、少数のマイクロエンジンのファンの方に使って頂けるものを・・・
これが少量生産に向けての動機です。

4サイクルエンジンは小さくなればなるほど
自ら駆動するカムやバルブのロスが重く圧し掛かってきます。
パワーウェイトレシオも厳しくなります。
実用パワーを得るのは、自ずと限界があるはず・・・。

いまだ世界に無いものを!
誰もやろうとしないものを・・・!
だだの置物ではなく、
小さくても大空を駆け巡る性能とパワーを持ったものを目指して・・・。

排気量あたりのコストは世界一高いエンジンになるかも・・・。
果たして、いつのことになるか・・・?
諦めなければ、必ず出来るはず。



jun.19,2008

【アナログエンジン?】

450馬力9気筒星型エンジン ジュピター
450馬力9気筒星型エンジン ジュピター 450馬力9気筒星型エンジン ジュピター


実機の星型9気筒エンジン、ジュピターです。
設計はイギリスで、フランスで製造されたものだそうです。
日大の生産工学部のロビーに展示されています。
大学の持ち物ではなく、エンジン好きの先生の自前のもの?・・・。
ひょんなことから、色々とお世話になっています。
ぶッといペラも実機のものだそうですが、エンジンの割にダイヤ径は小さい・・・
でもピッチはバカデカイペラです。
よくこんなものが廻ったと・・・・?
ペラにはYAMAHA楽器の3本の音叉のマークが入っています。
ピアノ製造の木工技術が戦時中には、ペラの製造に生かされたのでしょう?
キャブは3連式。
九一式中嶋飛行機に搭載されていたエンジンだそうです。
4バルブ式で、プッシュロッドにはシリンダーの熱膨張と連動して補正する機構になっています。
空冷シリンダーは均一に冷却するため後部のフィンは前部より長くなっています。
始動は高圧空気をエアーディストリビュータを解してシリンダーに送り駆動するそうです。
それにしても、芸術的なエンジンです。
デジタルではなく、精巧な機械仕掛けのアナログウォッチの機能美があります。
450馬力の9気筒エンジン音はどんなんだろう?
ジェットエンジンもいいけど、やっぱりアナログエンジンの魅力は・・・
そのメカニカルな機構と音・・・。


dec.22,2007

【無限と不変】

宇宙


子供のころから、今もって理解できない疑問です。
地球の周りに星々が無数に広がっています。大銀河系であり大宇宙です。
その宇宙の外側には何があるのか?どうなっているのか?
そこにも宇宙が広がっている?
では、その外側には?・・・・

今、宇宙は膨張していると言われています。
膨張しているのであれば、どこかに膨張を始めた中心があり、
その中心はかつて星やガスが集中し巨大な重力を持ったブラックホールであったに違いない?
そのブラックホールはある時、自らの重力に耐えかね大爆発を起こした・・・?
それ以来、宇宙は膨張し続け、現在はその過程にある?
その膨大な時間の過程に地球が生まれ、生命体が存在できるようになった。

地球にも寿命があります。
54億年の余命を残すカウントダウンは、休むことなく続いています。
太陽はガス体で核融合反応によって、膨大なエネルギーを放出しており、いずれこのエネルギーは底をつく。
これが地球の最後であり太陽系の変わり果てた姿が想像できます。

地球がなくなることも気がかりですが、その後、この膨張している宇宙はどうなっていくのだろうか?
たまたまの偶然ではない。膨張と収縮を繰り返しているに違いない?
膨張を続けながらある時、大きな引力を持った星に塵やガスが吸い寄せられる。
結果その星はさらに大きな引力を持つ。
さらに吸い寄せられる。
ますます大きな引力となり、いずれはブラックホールと化す。
このブラックホールが自らの重力に絶えられなくなるのは時間の問題で、
この過程ではこの星を中心にした宇宙は収縮過程に入っている?
いずれ大爆発を起こすことになり、また、どこかで新たな宇宙の膨張が始まるのか・・・?

我々が想像する大宇宙も、もしかすると、ちっぽけな点でしかないのかも知れない。
それにしても、宇宙の外側を、どう理解すればいいのだろうか?

「無限と不変」は、ありえないと思うのだが・・・
こんな事を考えてると眠れなくなる・・・。


jul.10,2007

【偶然と必然性】

零戦

サバ、アジ、タイ、サンマ、メダカ、どれを見ても魚は背中が黒っぽくて(赤いのもいるが)腹が白い。
種類が違っても同じようなものである。
なぜ???
これは偶然ではなく根拠のある理由があるはずである。
水族館で魚が泳ぐ姿をよく見ているとその理由が分かった。
なるほど!
 魚は生存競争の厳しい世界で生きている。
沢山の卵を産むが立派に成長してまた、卵を産める魚は、ほんの一握りしかいない。
敵は同じ魚であったり空から狙っているかもめであったりする。
仮に、背中が白くて腹が黒い、逆の魚がいたとする。
この魚の稚魚が泳いでいたらどうなるか・・・海の底から獲物を狙って上を見あければ空は白い。
腹の黒い魚は格好の餌食になってしまう。
さらに、上からも大きな魚や鳥が狙っている背中の白い魚は目立ってひとたまりもない。
 自然の競争原理の中で今も生き残れている魚は、背中が黒く腹が白いものばかりである。
この保護色の遺伝子を持ったものしか生き残れなかったと考えればあたりまえのことである。

これと同じものがある。
 戦時中、日本が誇った0戦である。
52式0戦は上から見ると暗緑色で海と同じ色をしている。
また下からみると青みがかった白で塗られ空と同じ色に塗られている。
まさしく魚と同じ原理である。

では、イカやたこはどうなる?
魚の中では変わりダネであるが、彼らには墨を吐く別の防衛手段がある。
だから生き残れたのか?
世の中には、不思議な形をした生き物がたくさんいる。
きれいな珊瑚礁の海では、区別のつきにくい華やかな熱帯魚が生き残り、また、木の葉とまったく区別がつかない蝶がいる。
これほどまでに似かようのは突然変異の脅威であるが
「偶然と必然性」から生まれたものであり、決して意図してつくられたものではない

追伸
魚の背中が黒くて、腹が白いのは上空から注がれる太陽の紫外線によってメラニンが作られ、
それが何世紀にも渡って、子孫に引き継がれたのものなのだろうか??


mar.14,2007

【涙のエアロンカ】

涙のエアロンカ(;;)

ラジコンマニアの昔の仲間が写真を送ってくれました。
ついこの前、初飛行に成功したばかりのSAITO60ツインエンジン搭載のエアロンカです。
空中衝突で・・・・(;;)・・・・(涙)

昔、ラジコン飛行機の空中衝突を一度だけ見ました。誰かが帰りに宝くじを買って帰れと言ってました。
そのくらい珍しいのに、この方、これで5回目・・・。
初心者は空中で当てようとしても、なかなか当たるものではありません。
操縦のベテランは、いつも取るコースが大体コントロールできるそうです。
それが仇になりました・・・・。
仲間が破損写真にイラストを編集してくれたそうで・・・
最高の慰めです・・・。
(エンジンは無事でよかった!)

「形あるもの、いつかは壊れる。」
いつも、自分を慰める言葉です。。。
そうでも思わないと、やってられません。
きれいに仕上げて、これだけは壊したくない・・・
そういう模型飛行機ほど、短命なのは、なぜ?・・・
出来も、今一つで、どうでもいいやっ!と思う飛行機は、・・・
決して、落ちない!

(ラジコン・マーフィーの法則)


mar.12,2007

【ミニクーパ】


ネットオークションで入手したミニです。
'98年製のミニクーパですがタヒチブルーが気に入りました。
MINIのことはまるで素人ですが、知れば知るほど、手間の掛かるどうしようもないポンコツ?みたいです。
(それが、私にとっては最高の魅力・・・(^^;)・・。)

ミニのオイル漏れは当たり前。・・・らしいです。
減ったら補充すればいい。・・・あぁ、なるほど!
サスペンションはゴムブッシュ・・ゴム!(このミニはコイルみたいですが)
コーナリングではロールするはずがない!

このMINIはオートマですが、ミニのA/Tはエンジンオイルと共用?
頻繁に交換しないと、壊れるらしいです。
1速2速3速・・・Dレンジが付いていますが、D以外は使ってはいけない??
壊れるから・・・。(・・;)
暖気運転してから走らせないと、これもミッションがもたないらしい・・。
う〜ん、これはお付き合いする価値は十分です。
買ってから気が付きましたが、これはいいものを手に入れました。(^^)
譲って頂いた前オーナーの方、ご安心下さい。
大事に!大事に!可愛がってやります。

(それにしてもこの写真、プロ並みのアングル・・・前オーナー様撮影です。)
この1枚の写真が気に入って買ったようなものです・・・(^^;)。

追伸
何事も経験と・・自分で車庫証明と名義変更を行いました。
車庫証明は申請と発行で2回所轄の警察署に出向く必要がありますが、ナンバー変更の陸運事務所は
1度で終わります。費用は車庫証明用印紙代2500円、ナンバープレート&登録費2200円?程で締めて
5000円ほどで済みます。業者にお願いすると3万円くらいかかります。
至って簡単でしたが、プレートを自分で取り外すためのハンマーと大きい+ドライバーが必要・・・。


feb.9,2007

【デザイン】

道路標識は、我々ドライバーを誘導してくれる。
これらの標識は、誰しも瞬時に判断できるように、図柄で表示されている。
文字表示は分かりやすいこともあるが瞬時には判断できないし、国によって言葉も違う。

仮に、トイレの場所を示する案内板に「トイレは右」と書いて、左向きに矢印を描いたら、人はどちらに行くだろうか・・?
ほとんどの人は、矢印の左に行くはずである・・?
人は図柄や絵は、見た瞬間に形として右脳で判断する。イメージとして捉える。
文字は読み、その意味合いを考え判断する。このときは、左脳を使い反応は遅い。
道路標識のように、誰にでも分かりやすく、瞬時に伝えるには、図柄が効果的である。

人は慌てている時、右と左を間違えることがよくある。
ところが、上下は誰しも混乱することはない。
なぜなら、人の身体は、左右対称であり、紛らわしいが、
上下は非対称であるから、間違うことは無い。
人の身体の形がそうさせている。

自動販売機のコインの投入口は必ず横向き(水平)についている。
人はコインを複数枚手に持ったとき、必ず手のひらを上にして持つ。
理由は、コインを落とさないようにするためで、無意識の行動である。
手のひらを上にしたままコインを投入しようとすると、その投入口は自ずと水平になる。
もし縦向きにしたなら、回りにコインが落ちているはずである・・。

設計者は、人の仕組み、無意識の行動を把握して、「デザイン」を行う。
利用者は、何も気付かず利用する。


oct.22,2006

【エンジンのロマン】


元、日野自動車でエンジン開発一筋に携わってこられた、
工学博士 鈴木 考 著のエンジン開発の書です。
内燃機関のルーツから星型エンジンまで・・
内燃機関の開発の過去の貴重な事例を分かりやすく解説しています。
これらの事例を、これから新しい技術に挑戦しようとしている人たちに
伝えるべく執筆されたことを、1文字毎に感じます。

書は、「エンジンの心」に始まり
内燃機関の誕生から・・・
シリンダーの寿命、オイル消費量など現実の課題など、
開発の実務に携わってきた人だけに分かることを
惜しげもなく、紹介されています。


筆者は、主にヂーゼルエンジンの開発を行っていますが
飛行機用エンジン、戦車用など幅広く、その原理に纏わることから
100年に及ぶ内燃機関の技術の歩みを解説しています。

たとえ小さな模型エンジンの製作を行うマニアであっても
実機エンジンのことを知らずして、新たに創り出すことは
出来ないように思います。
この書に巡り会えたこと、ラッキーだと思います。

(結構、高価な本です。三樹書房から発行されています。)


oct.17,2006

【タイムマシンは・・?】

夜空に美しい星々がきらめく
白く輝くのもあれば、青くきらめくものもある。
この星の光は、何万光年のかなたで光ったものであり、今の現実のものではない。
遠い過去を見て、その神秘的な美しさに感動する。
今、きらめいた星の中には、我々人類が生まれる前に光を放ったものも多い。
その星は、もう既に存在していないかも知れない。

明らかに何万年もの過去を、今、目にしていると思うと不思議な気がする。
夜空を見上げた時、不思議な感動を覚えるのは、時空を越えた、その神秘さからかも知れない。

赤く輝く夕日が沈む落陽の瞬間。
一億五千万キロのかなたにある太陽の光が、地球に届くまでに八分程かかる。
実際には、既に数分前に太陽は沈んでいる。

毎年、隅田川で恒例の花火大会が開かれる。
以前に、千葉のマンションのベランダからこの花火を見ていて、ふと時空の不思議さに気が付いた。
ベランダから見える花火は、現実に行われている花火大会である。
花火が光り、しばらくの時間を置いて、音が聞こえる。
居間では、その様子がテレビ中継されている。
テレビに映し出される映像と音は、まさに、今、行われている花火大会である。
私が耳にしている現実の音より、中継されてスピーカーから出ている虚音の方が先に聞こえる。
現実の方が後から来るのである。
スピーカーからは、これから聞こえてくるはずの未来の音を聞いたことになる。

日常、我々が目にしているものは、厳密には過去である。
自分の顔を鏡で見る。顔にあたった光は鏡で反射し自分の目に届く。
この間、わずかであるが時間がかかる。
ナノ秒単位の過去を見ている。

光の速度はどんな環境でも一定であるためアインシュタインの相対性理論から高速で移動する中では時間は遅く進む
未来や過去に行けるタイムマシンです。
タイムマシンを使わなくとも、我々が目にしている全ては既に過去のものです・・・。


aug.16,2006

【安全の本質】

人は生まれながらに、自分が安全かどうか、察知できる能力をもっているようである。
生まれたばかりの赤ちゃんは、母親に抱かれ、ある一定のリズムで軽くトントンとあやされると、
今、安全であることを認識し、すやすやと眠りにつく。
この赤ちゃんをベッドに寝かせようとすると、目を覚まし、また、泣き始める。
自分に届く安全の信号である「トントン」というリズムがこなくなると、
今は安全ではないかも知れないことを、察知しているのであろう。

日常生活の中で振り返ってみると、思い当たることはいくらでもある。
どこの家庭にもある光景であるが、小さな子供が一人で歌を歌いながら、お風呂で遊んでいる。
母親は、台所で子供の声や物音を聞きながら家事をしている。
浴室にまでは、目は行き届かない。
突然、声も物音もしなくなったら・・・
「何かあった!」、と直感的に感じ、浴室に向かう。

この連続して聞こえてくる子供の声や物音が、安全の保障としての信号といえる。
赤ちゃんが感じるトントンのリズムと同じである。

また、電車に乗っていると居眠りしている人をよく見かける。
電車は一定のリズムでゴトン、ゴトンと走る。
決まって目を覚ますのは、駅について、このリズムが停止したときである。
安全のリズムが消え、保障されない環境にあることを、眠りの中で察知して目がさめるのであろう。

一方、火災になるとベルがなる火災報知器がある。
これは安全を担保しているだろうか?
火災報知器のスイッチが切られていたり、ベルが故障していたら、火災になってもベルはならない。
異常の時だけ知らせてくれる仕組みは、もしかすると知らせてくれないかも知れない。
きちんと、安全を見守っている保障がないから・・・。

安全の本質は、危険ではないことを示す「一定のリズム」である。


aug.15,2006

【飛行機はなぜ落ちるの?】

ここでは、空を飛ぶものは、必ず落ちることを認識しておかなければならない。
地球上の表面を、位置エネルギー(ポテンシャルエネルギー)が0と仮定すると、
たとえば、列車は走っている時は、速度のエネルギーを持っており、何かにぶつかる危険性を持っている。
止まることが、エネルギーの安定した状態であり、安全を確保できる手段である。
そのために、列車のブレーキは、フェ―ルセーフの考え方を採用している。

フェ―ルセーフとは、たとえ壊れても、必ず安全側に壊れて、危険を回避できる仕組みである。
列車のブレーキは、大きなバネで、車輪をロックした状態で、最初から組み立てられている。
このままでは、走れないので、走る時だけ、コンプレッサーの空気圧で、このバネを押し広げ、
ブレーキを解除して走っている。

もし万一、コンプレッサーが壊れたら、バネを押し広げられないので、ブレーキは自動的にかかってしまう。
コンプレッサーの配管が破損して、エアーが漏れたら・・、同様にブレーキはかかる。
壊れたら止まる。
これが列車の安全機構であり、車とは異なる。
列車に乗ると、時々ポコポコと、コンプレッサーの回る音がするが、
これがブレーキの駆動(解除)源である。

では、飛行機はどうか?
列車のように危ないからといって、エンジンを止めたら、落ちてしまう。
飛行機は、速度のエネルギーを、揚力(浮き上がる力)に変えて飛んでいる。
地上の位置エネルギーを0とした。空中を飛んでいる飛行機は、たっぷりと位置エネルギーも持っている。
エネルギーを放出した状態が、ものの安定した安全な状態であるが、止まれば落ちる。
飛んでいる飛行機にとって、本質安全の状態はない。

飛び続けなければ、安全が確保できない乗り物だから、落ちることは避けられないのである。
少しでも、安全を確保するために、旅客機のエンジンは必ず2個以上、操縦系統は3重、4重とし、
一つ壊れても、もう一つが機能するように、多重化している。
しかしこれは、フェ―ルセーフではなく、バックアップであり、
本質的な安全の考え方は異なる。


aug.14,2006

【飛行機はなぜ飛べるの?】

あんなに重い飛行機は、なぜ、空を飛べるの・・?
翼があるからである・・・正解(^^;)
飛行機の翼をよく見ると、翼の下面はほぼ平らであるが、
上面は、盛り上がったようにカーブしている。これがミソ・・
この翼に正面から空気を流すと、下の面より上の面の方が、流れる距離は長くなってしまう。
でも空気は途中で途切れることはないので、上面の空気の流れが、下面より速く流れることになる。
流体は流速が上がれば、圧力は低下する。
圧力のエネルギーが、速度のエネルギーに変換されたためである。
下面の圧力より上面の圧力が低くなれば、圧力の高い側から、低い側に力が働く、 これを「揚力」という。
この力が、ジャンボジェット機も空中に押し上げているのである。
正確には翼の仰角により空気は下方に押しやられ、その反作用で上向きの力もかかる。
でないと背面飛行はできません。

連続して流れる流体は、速度が増せば圧力が低下する?
感覚的には、なかなか理解しにくい・・・。

例えば、ゴム風船を膨らますと、風船の中の圧力は外より高くなる。
圧力のエネルギーが、風船の中に閉じ込められた状態である。
この風船の吹き込み口を少し開けると、中の空気は一気に噴き出してくる。
噴き出した空気は、速度のエネルギーを持つが、圧力は下がってしまう。
圧力のエネルギーが、速度のエネルギーに変換されたためである。
流体は、速度が増せば、圧力は低下する。

一方、この風船の噴出し口に、風車を置いたら、風車は勢いよく回る。
空気の速度のエネルギーが、風車の回転エネルギーに変換されたためである。
この風車に発電機を付けて電気を起こしたら、今度は、風車の回転エネルギーが、
電気エネルギーに変換される。
ゴム風船の圧力エネルギーは、電気エネルギーに変わったことになる。
エネルギー保存(不滅)の法則である。

ベルヌーイの定理は、エネルギー保存の法則から導きだされるが・・・、
我々素人は、精々このくらいの原理を知っていれば、ことは足りる・・・。
・・・でも、やっぱり飛行機は落ちる。


aug.5,2006

【ホンダASIMOと・・・ジェット機】

ある研究会で、本田技研の研究所を訪れた時のことです。
先ず、参加者全員にインスタントカメラが渡され、好きなところを撮影ください…?
普通は、「撮影禁止」・・が当たり前なのですが…
写真に撮ったくらいで、すぐ真似されるような研究はやっていませんという・・自信でしょうか?
ホンダのロボット、ASIMOのデモンストレーションが行われました。
ASIMOの肩を押すと、ASIMOは倒れまいと押し返してきます。
まるで、中に人が入ってる??
錯覚するほどです。
人型ロボットで、ASIMOにしか出来ないことがあります。
それは、階段を登り降りすることではなく
歩きながら、同時に方向を変えること・・・。
そう言えば、テレビのCMでは、電車のドアが閉まり、そのまま方向転換・・・。

ASIMOの研究者に質問がありました。
「ロボットの研究は、将来どのような事業を視野に、研究をされているのでしょうか?」
ホンダの回答は、・・・
「研究の目的は、あくまで人と同じことが、ロボットにどこまでできるか?であり、
金儲けの事業は、研究成果のその時点、時点で、まわりの人たちが、いくらでもアイデアを出してくれます。」
「従って、ある特定の事業化を視野においての研究はしておりません。」
やっぱり、世界のホンダだ!
マイロボットが欲しい・・、ASIMOは買えないので、仕方なくSONYのAIBOの中古を…ネットで・・・。


【ASIMOとツーショット^^;・・・と、プロトロボ、&ホンダジェット機のコクピット】

一方で、 本田宗一郎氏の夢である・・・「自社開発のジェット機を飛ばす!」
この夢も着々と進んでいることに、あらためて驚く・・・。


jul.27,2006

【千年釘・・・と日本刀】


【薬師寺再建用白鷹型和釘】

薬師寺の再建に使われた、千年は耐えるといわれる「千年釘」・・
以前住んでいたすぐ近くに、その釘を作っている名人がいました。
NHKのドキュメント番組でも紹介された「鍛冶屋の白鷹先生」です。
ひょんなことから、1本頂きました。
なんと私の名前も掘り込んでくれましたので、人に差し上げるわけにはいきません。
この千年釘の材質は、混ざり気の殆どない純鉄…。
この釘専用に精錬され、ミルシートも…ついています。
私にとっては、宝物です。

昔、学生のころ、刀鍛冶になろうか?と考えたことがあります。
理由は、年に2〜3本作れば、2〜3千万稼げる?
単純な動機です。
ところがある人から、一刀1千万もする日本刀は、名のある作者で、歴史的にも貴重なものであるから、
その値段がつくのであって、全く同じ刀を作ったとしても、100万でも売れないでしょう…と…
刀鍛冶になるのは、すぐ諦めました。(呑み込みが早い・・)
ただ、数年前に、試しに1本作って見よう…
そう思って、作ったのが、この刀です。

刃渡り15cm (これを超えると銃刀法違反になってしまいます)
髭が剃れます。
その他に使い道はありません…

私の刀には、何の値打ちもありませんが、
一本の千年釘には、ものづくりの執念を感じます。


jul.21,2006

【未完成を目指して・・・】

自宅から車で10分ほどのところに、東京ディズニーランドがあります。
ウォールト・ディズニーは、「ディズニランドは、永遠に未完成である」 と、・・・・。
完成されたものは、どんなものでも、いずれは飽きが来る・・・。
古いものにも、それなりに良さがあり、また、新しいものには、夢があります。
このホームページも、中途半端で、永遠に未完成でいいと思っています。
「ものづくり」も完成することはありません。
いつも、どこかに、気に入らないところが・・・。


jul.17,2006

【ホームページの開設にあたって・・・】

HP作成の解説書と首っ引きで何とか形に・・・(まだまだ工事中が多いですが・・)
これも、「無」から「有」を作る一つの創造でしょうか・・・?
ホームページの開設にあたって、これだけは注意しようと決めたこと・・

1.ホームページに掲載するための、ものづくりにならないようにしよう。
2.間違いはあっても、うそは書かないようにしよう。
3.自分を少しでも成長させてくれるツールにしよう。

・・・できる限り・・・。


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