量産されたグローエンジンで最も排気量が小さいエンジンはCox TD.01エンジンでしょうか?
グロープラグのないディーゼルエンジンではもっと小さいものもがあるようです。
cox01エンジンの2/3の排気量の0.006ciの豆エンジンを製作しました。
cc表示の排気量は僅か0.096ccになります。
図面上では廻りそうですが、切削してみると・・・
とても、無謀に思えてきます・・・・(^^;)。
「マイクロエンジンの切削加工偏」はこちらから・・。
2〜3タンク(10cc程?)の慣らし運転で・・・。
スローもよく効きます。
これなら飛行機に搭載可能かも・・・・(^^)
微妙なエンジンですので、燃料の配合を少し変えて
テストしてみる予定です。
[右]:coxエンジンは素晴らしく良く出来ています。
マイクロエンジンの参考エンジンはもちろんcoxです。
キャブもいくつか試作しましたが、・・・
最もシンプルなエアースロットルが超小型には向いている??
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・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(おまけ↓)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
排気量0.16cc×2の水平対向2気筒模型エンジンのテストランです。
最高回転数は20,000rpmまで回りました。安定回転数は15,000rpm程度です。
アイドリングは、8,500rpmまで下がりますが1万rpm以下になると不安定に・・・。
シリンダー&ピストンはcox01用のものを流用しています。
通常の立方インチ表示では、.02エンジンでしょうか。
排気量あたりの単価を、2000ccクラスのエンジンに換算すると、
なんと・・・1億2千万円くらいの価格に・・・。
(燃料タンクはお弁当用の醤油さし・・・^^;)
同じ排気量ですが、リードバルブ方式の吸気システムです。
エンジンはコンパクトで、部品点数も少なく、軽量になります。
問題はリードバルブの材質と厚み・・・・一般事務用のOHPフィルム
0.1mmでテストしました。回転は安定しません・・・・。
アメリカcox社製peeweeのリードバルブは、銅合金?製、厚みは、0.03mmです。
coxは、わずかな妥協も許さないところが多く驚きます・・・・。
東急ハンズで板厚0.05mmと0.01mmの銅箔を入手して再テストしました。
0.01mmのもので何とか20000rpmで維持できましたが、低速では不安定・・・
エンジンの安定性能を確保するには、やはりロータリーバルブ式かも・・・?
吸気方式を、リードバルブから後方ロータリバルブにしたものです。
構造は複雑になりますが、安定した回転が得られます。
キャブレターも専用に加工しました。
(テスト運転中の写真は、coxキャブを改造したものです。)
数タンクの慣らし運転で最高回転数34000rpm、凄すぎ?
(34000rpm ??回転計が倍カウントしてました・・17000rpmでした。)
アイドリングは、7500〜8000rpmで何とか持ちこたえます。(ニトロM15%)
低速時の混合気がリッチ気味になり、キャブのバランスが結構難しいようです。
飛行機に搭載する実用エンジンとしては、性能はもう少し・・・
後方ロータリバルブ式ラジコンエンジンの主なパーツです。
シリンダー&ピストン、グローヘッドはcox01用のもの・・・。
後は、切削加工したもので、特に精度が要求されるのは、
クランクシャフトの連結部になります。シャフトは簡易の浸炭焼入れ後に、
靭性を確保するため、焼き戻し処理を行いました。
通常、模型エンジンのクランクシャフトは、浸炭焼き入れ、もしくは、
低温での窒化処理を行っているようです。(窒化は自分では出来ません)
詳しくは、加工のページで・・・。
新作のクランクシャフトです。
前回のものは、クランクピンの連結固定を1φのテーパーピンを
打ち込んでロックしたため、二度と分解できませんでした。^^;
上段のものはセンターリングをM2の芋ねじで押し広げロックしますので、
分解組み立てが可能です。
加工精度の問題でしょうか?なかなかシャフトの芯が出ません。^^;
下段のものはは、フロントロック式のものです。
このタイプが一番実用的・・・?
クランクシャフトの連結は僅かなガタがあってもエンジンは回りません・・。
スロットルを加工しエンコン仕様にしたものです。
TD02(右)は、かわいいマフラーも製作してみました。
いずれも、キャブ吸入側のエアを調整するものです。
絞れば、空燃比は燃料リッチで、低速運転となります。
意外と、安定したレスポンスが得られます。
cox製ではありませんが超小型の.03R/Cエンジンです。
キャブはなかなか良く出来ています。
マイクロエンジン製作の参考用エンジンです。
僅か0.32ccの小さな2気筒模型エンジンも
廻すだけならそんなに苦労はありませんが・・・
性能と耐久性を追及した瞬間に、とてつもなく難しい・・。
加工精度と材料と熱処理が鍵かな・・・・。