排気量2.48ccの量産型としては世界最小クラスの4サイクルエンジンの加工編です
ボア径15.20mm、ストローク13.70mmのグローエンジンです。
試作エンジンについては
クランクシャフトの窒化処理、シリンダーの硬質ニッケルメッキで耐摩耗性を確保しました。
いわゆるABC仕様ではなくABN仕様です。(初期型はスチール製です)
アルミピストンとの熱膨張率を考慮して、クリアランスを決定しています。
バルブライナーなど摺動部にはリン青銅を圧入し、主要軸受には6個のベアリングを使用しました。
ギアはS45C焼き入れ、カム、ブッシュロッドなど駆動部品は全て熱処理を施しています。
エンジンはそれぞれ使う材料と熱処理や表面処理次第でガラクタにも逸品にもなります。
小さくても、それなりに高性能なエンジンを目指して・・・!!